ＷＯＭＡＮ　～宇風想日記～

ＬＡにいる友人


６年前
世界のうちなーんちゅ大会の時に
何十年ぶりに再会し、
彼女の保育園の幼なじみでもあり
高校の同級生でもある男友達も交えて
新都心で呑んだ



あれからすっかりご無沙汰だったけど


ここにきて　ひょんなことから
メールやスカイプでやりとりするようになった



彼女とは中学、東京の高校へ編入するまで一緒
吸い込まれそうな瞳の美人で
聡明で、ピアノ、書道、テニス、ダンスと
マルチな才能を兼ね備えているにもかかわらず
卵も割れない、裁縫もからっきしダメ
箱入りのお嬢さまだったけど


今じゃ
ＬＡで男の子二人いるシングルマザー
小さな出版社をきりもりし
かつ、某新聞社の特約記者
彼女の書く記事を心待ちにしている読者は多いだろう
年明けにジャーナリスト大賞の優秀賞を受賞



「事実を掘り起こす旅に終わりはない」


受賞の言葉の一文・・・



かっこよすぎ



聡明さも美人度も　変わらずだけど
鼻にかけず、気さくで

本人いわく　周りから
「お前が一番　男らしいなぁ」と言われるくらい
自他ともに認める男化現象が年を重ねるこどに進んでいるらしい



６年前に再会した時

私の女らしさに胸打たれ
女らしさを取り戻さねばと決意したこともすっかり忘れてた・・・
と笑っていたけど



それは　お互いさま　だな


いいかげんこの年になり
守るべきものを持つと
かよわい　しおらしい女だけでは到底いられない

時には　男を超える男らしさを発揮してもいいと思うけど


女らしさ も　


失いたくないもの




８月に帰省する彼女との再再会


周囲がみて
おやじ同士の語らいに見えないよう



年相応の女らしさ　まとっていたいな